日々のメンテナンスによって
製品を清潔にお使いいただけます。
メンテナンスの基本と保存方法のポイントです。

  1. 01基本は、使い終わったら、よく乾かす

    海や川に浮かんでいる、ゴミの発泡スチロールを見たことがあると思います。風雨にさらされ、波におされて表面がボロボロになった発泡スチロール。ヘルメットの要である「ライナー」にもそれと同じ発泡スチロールが使用されていることは、上記で説明しましたね?粗末な扱いをしていると、保護性能のキーポイントであるライナーが傷んでしまい、万一の時に役立ちません。降雨時の走行後や、大量に汗をかいた時など、しっかり水分を取り除いてあげることが必要です。また、雨ざらしなんてとんでもない!湿気によりヘルメット内部にカビなどが発生する原因にもなり、衛生的にも良くありません。ヘルメットをしっかり乾かしてあげる事が大切です。

  2. 02各所のクリーニング

    <シェル(帽体)のクリーニング>

    中性洗剤を清水で薄め、柔らかい布に含ませて軽く拭き取るようにし、乾いた布で水分をしっかり拭き取ります。なお、シンナーやガソリン、ベンジンなどの有機溶剤や、有機溶剤系クリーナーはご法度!シェルの材質に悪影響を及ぼす可能性がありますので、絶対に使用しないでください。

    <シールドのクリーニング>

    これも中性洗剤を清水で薄め、柔らかい布に含ませて、軽く拭き取るようにします。この時なるべく布にたっぷり洗剤水を含ませる事がポイントです。なお、使用する布はできるだけ表面がなめらかな柔らかい布を使用し、ティッシュペーパーや、粗生地のタオルなどは絶対使用しないようにしてください。シールド表面に細かいキズが付き、夜間や日中走行時の乱反射による視界不良を引き起こす原因となります。
    ※シールドは、前方から飛来する小石や虫などで、必ずキズが付く「消耗品」です。適時交換することをお薦めします。

    <内装のクリーニング>

    内装脱着タイプのものは、市販の洗濯用洗剤で手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗い、十分に乾かしてください。
    また、脱着できないタイプのものは、中性洗剤を清水で薄め、柔らかい布に含ませて、軽く拭き取るようにし、風通しの良い場所でしっかりかげ干しして乾燥させます。

  3. 03メンテナンス後の保存方法

    ヘルメットは大変熱に弱いので、50℃以上になるような場所での保管は避けてください。また落下させただけでも、衝撃を吸収してしまうので、バイクのタンクやシートの上などの不安定な場所には置かず、平らな落下の心配が無い場所に保管するようにしてください。

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